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グリーンラブカントリークラブ(現:新君津ベルグリーンカントリー倶楽部)

2002年9月22日(日)ラウンド。

このコースは、まだ正式オープンしていなくて、2002年6月からプレオープン(仮営業)しています。
2002年10月からオープンするらしいです。

8月の週刊パーゴルフに、このコースの紹介が掲載されていて、9月末までプレオープン特別料金(日曜でも¥11400)との広告。
場所も近いので、低料金につられて、一度行ってみることに・・・。


場所は、千葉県アカデミアヒルズGCの近く、まだ、どのゴルフコースガイドにも地図が掲載されてないのです。
アカデミアヒルズGCを目標に、房総スカイライン(有料道路)入口方面へ。
小さな看板があり、左折するとコース入り口近辺の道路はまだ舗装されておらず、砂利道。
少し奥へ進むと右側にコースが見えてきます。
なんとか迷うこともなく、すぐに行き着くことができました。


雑誌にも”新しいスタイル”と掲載してあったように、クラブハウスは簡易的で、乗用カートによるセルフプレーオンリー。
到着時のゴルフバッグの積み下ろしも自分たちで行うシステムです。(カートには、従業員が積んでくれます)



クラブハウスは完全なプレハブ。
2棟に分かれており、左側の棟に受付(フロントとはいえないですね!(^^;)があります。
受付には、普通の格好(制服などではなく完全な私服)のおじさんとおばさん。
完全前払い制で、現金払いのみ(各種カード使用不可)。
その棟に貴重品ロッカーはありました。

右側の棟の1Fにトイレ、2Fがロッカールーム。
2Fへ上る時には靴をぬぐようになっています。
その階段はかなりの急勾配!年配者は危険?というくらい。

2Fは、ロッカールームと洗面台が3つとユニットシャワー6コくらい。
風呂はなし!(^^;



予約時に、風呂がない旨とタオルがないので持参してください!と言われたのですが、まだプレオープンなので、風呂の使用をしていないだけで、シャワーのみ使用可と勝手に想像していました。
しかし、最初からありませんでした!(^^;


さて、コースですが・・・。
クラブハウス前(パッティング練習グリーンあたり)から、けっこうコースがよく見渡せます。
各ホール間は、木を植えてありますが、植えたばかりといった感じで、コース内のほとんどの木が高さ1mくらい(添え木付)です。
コース内の敷地には、大きな木はほとんど伐採してあるといった感じなので、非常に見渡しがよくなっているのです。
しかし、なんか殺伐とした景観にも見えます。荒野といったような・・・。(^^;
その理由は、全体的に茶色っぽいからなのです。
まだ9月中旬。しかし、もう初冬にでもなったかのような色であたったため、”殺伐とした荒野”という印象を受けたのです。
なんか、いやな予感が・・・。


INスタートでした。
ティーマークは、レディース、フロント(5662ヤード)、レギュラー(6039ヤード)、バック(6534ヤード)とあります。
10番ホールのホワイトのティーマークが、スコアカードを見るとフロントの距離、ブルーのティーマークがレギュラーの距離に設定してあったので、全体的に1つ前のティーにシフトしてあるのかと思って、ブルーティーよりラウンドしました。
(ラウンドしてみたら、ブルーティーが、レギュラーの距離に設定してあったのは、10番を含めて3ホールでした。)




10番は、打ち下ろしのパー4。
ティーグランドから見ると、なんかフェアウェイが、やけに茶色く見えました!
なんか、いやな予感・・・!!(^^;


フェアウェイには、マウンド群がありました。










フェアウェイへ行ってみると・・・。
その茶色に見えた原因が判明!
それは、フェアウェイの更新作業(エアレーション)にて穴をあけた際の、くり抜いた泥のかたまりだったのです。
グリーンなどに空ける穴よりもサイズが大きく、直径2センチくらいで長さ3センチ〜5センチくらいの円柱形の泥のかたまりが、フェアウェイ全面に散乱しているではありませんか!

←これには、唖然!(^^;
エアレーション後で穴のあいているフェアウェイは、たまにプレーすることはありますが、いくらなんでも、この”円柱形の泥のかたまり”が片付けていない中でプレーするのは初めて!(^^;
いくらなんでも、こんな片付けていない状態で、客にプレーさせるなんて・・・!
アンビリーバブル!としか言いようがありません!(^^;
よーく見ると、これがまた、なにかの糞か芋虫みたいに見えて、気持ちの悪いこと!!



フェアウェイに落ちたボールは、全く転がらない(ランはほとんどゼロです)ことは言うまでもありませんが、ルール上は、これはどうなるのでしょうか?
ボールは当然、この”円柱形の泥のかたまり”の隙間に止まります。
いくらなんでも、落ち葉などと同じ、”ルースインペディメント”として処置しましたが、それをどかしても、下のフェアウェイは、泥のような芝がほとんど生えていないようなライだったのでした!(^^;




この”円柱形の泥のかたまり”は、ほかに11番と14番にも散乱。
14番では、ゴミ清掃車がきて、散乱している”円柱形の泥のかたまり”を回収中。

”プレーヤーがスタートする前に全部回収しろ!っていうんだんよなーー!
”プンプン!(怒)

ほかのホールでは、”円柱形の泥のかたまり”は散乱してなかったものの、巨大な穴ボコがあるだけでなく、芝が薄すぎて、芝自体も枯れてしまっているのです。
それで、”円柱形の泥のかたまり”が散乱していないホールでも、茶色く見えていたのでした。







それは、グリーン、ティーグランドでも例外ではありません。
グリーンは、ベント芝ですが、枯れてしまっていて、茶色い部分が多く、芝の密度も少なく、硬く締っていて、アプローチやパットのボールが止まらない!
という、泥グリーン特有の速さのグリーン。
ティーグランドも芝がほとんど生えていないような状態。




←さらにラフがひどい!

野芝でしたが、芝の密集度、量とも少なく、芝と芝の隙間だらけ。
ラフエリアにいったボールは、その隙間の泥部分に必ず入りこんでしまうことになります。

その前後には、野芝のかたまりがあるライになるため、ディボット跡よりも、難しいライといえるでしょう!(^^;
そこに入ったら、脱出するのがやっとでした!(^^;
(後から気づいたのですが、マスター室前の掲示には、”スルーザグリーン1クラブレングル以内に無罰でドロップ(プレースだったかな?)”と書いてあったような・・・!(^^;)

まあ、ドロップしても、その隙間に必ず入るので、そのまま打っても同じですが・・・。




OUTは、INほどひどくはなく、INよりは、フェアウェイ、ラフ、グリーンの状態はよかったです。
それでも、それほどコンディションがいいわけではなく、かなり芝は薄くて、”C〜D”といったところでしたが、
”円柱形の泥のかたまり”や穴ボコもなく、ラフも斜面以外は、けっこう芝が密集して生えていました。
グリーンも、INよりも芝が生えていて、ボールマークが少しつくくらいで、INのような転がり方とは、全く違いました。
INとOUTでスピード差が激しく大変でしたが・・・。(^^;

全体的に、INが悪すぎただけに、OUTくらいなら、なんとか、妥協の範囲内といったところ。




コースレイアウトは、全体的には、アップダウンは少なめで、ホールの幅は、狭いホールが多い!といった印象。



















←1番ホールパー5は、まっすぐなのですが、右サイドがすぐ道路、左はすぐ9番ホール。
非常に幅が狭いといえます。


ほかにも、多くのホールで、隣接するホールからのボールがたくさん転がっていました!(^^;
ホール間に植えてある樹木が成長して大きくなればまた、違った感じになるでしょうが・・。
現在は、その木々があまりにも小さい(1mくらい)です。
また、多くのホールでは、ホール間のエリアを、盛りあげて土手状にしてあり、両サイド、または片サイドが傾斜に造られていました。
ただ、幅は狭く、木々が小さいため、少し曲げるとすぐにとなりのホールへ入ってしまいます。
それくらい、狭いホールが多いといえます。






←印象に残るホールは、13番パー3。
ティーグランドのすぐ左に崖があって、ティーグランドからの景観は普通なのですが、グリーンの近くに行くと、グリーンの左サイドに大きな池があります。

その池は、ティーグランドからは全然見えないのです。
しかし、その池の中に、巨大な白い岩石群が点在していて、南極の氷山をモチーフにしたような感じに見えます!













←あとは、18番パー4。

右ドッグレッグしていて、右側が谷。
奥には、ずっと岩石の壁になっています。

















このゴルフコースのコンセプトは、非常に評価できます。

豪華なクラブハウスや料金の高いレストランなどは、別になくても構いませんし、クラブの積み下ろしなども自分で行うシステムや、シャワーのみでタオル持参方式の簡易ロッカー。

それはそれで、最初からそれを承知で来るのであれば、全く問題はないですし、不快になることもないからです。
その分、低料金でプレーが楽しめるのであれば、このようなスタイルのゴルフコースがもっとたくさんできても、いいと思います!
RYOが、よく行くハワイのゴルフコースの多くは、このようなタイプですし・・・。









しかし、それとは別に、いくらプレオープンとはいえ、コースコンディションがひどすぎです。
”こんな状態で客を入れるなんて、いくらなんでもちょっと考えもの!”としか言いようがありません!


日曜日で¥11400という料金は、千葉県という都内からのアクセスのよいゴルフコースとしては確かに安いです。
しかし、今回のようなコースコンディションでプレーさせるのであれば、日曜日といえども、せいぜい¥5000といったところ。









この状態で、もし10月から”本オープン”というのだったら、ちょっと、???????です。
せめて、少なくとも、INのコースコンディションがOUT程度にはならないと・・・。

しかも、”本オープン”となって、プレオープン時の料金設定よりも上がる!なんてことだったら、
とんでもない!といえるでしょう!


木更津南ICから15分くらい!という、非常にアクセスのいい立地にあり、コースレイアウトは、狭いホールがやや多いという印象があるものの、印象にあるホールもあるし、植え込みして木々が成長すれば、ある程度のコースになる素材であるだけに、コースのメンテナンスは、なんとかしてもらいたいものです。
コースコンディションは生き物。
メンテナンスをしっかりやれば、コースコンディションは良くなるものなのですから・・・。
かなりきびしいことを書きましたが、今後、コースコンディションが良くなることを期待したい!と思います。



今回、プレーに関しては、いい経験になった!と思いました!(^^
最近、こんなひどいコースコンディションでプレーすることもなかったですし、この状態のライからどうやって打つか!という、ある意味、いい練習になりました!
また、精神的にも、苦行というか、試練になったというか、別の意味で、非常に印象に残ったコースといえます。(^^;

自分がゴルフをはじめたばかりの頃、よく河川敷コースへ行きましたが、コースコンディションの悪くても、よく行ったものです!
その頃は、メンバーコースは、ビジターはプレーさせてくれず、自分の財力も現在よりもはるかに少ないその頃にプレーできる安いコースといえば、コースコンデョションの悪い河川敷コースだったのです。

そんな頃を、ふと思い出したのでした。(^^
最近は、いいコースばかり行くようになって、”それが普通!”というふうに思っていたので、最近、”普通”と思っているようないいコースのありがたみが身にしみて、わかった!というか・・・。(^^
ゴルフの原点に戻った!というか、たまには、こうゆうコースでやるのもいいかっ!って、気分になれたのでした!(^^

まあ、これが、¥11400だったので、まだ笑って許せたのでしょうが、もしこれが、¥15000以上の料金だったら、ちょっと怒ったでしょうけど・・・!(^^;

いっしょにプレーした仲間もみんな口を揃えて、同じようなことを言ってたのでした!(^^
RYOが誘った手前、みんなも、そう言ってくれてよかったですが・・・!(^^

この日。実は関西へ転勤してしまったゴルフ仲間が、ひさしぶり上京するのでゴルフしたい!というので、RYOがこのコースを予約したのです。
せっかく関東でのゴルフだというのに、こんな惨たんゴルフ場へ連れてきてしまい、ほんとに申し訳ない気持ちでいっぱいだったRYOでした・・・。(泣)


翌日に、「ラ・ヴィスタゴルフリゾート」へ行ったのですが、ほんとに最高のコースに思えました!(^^
コースコンディション、クラブハウス、ホテルなど最高級にきれいと感じて、すごく贅沢な気分になれたのでした!!(^^
まあ今回のことがなくても、ラ・ヴィスタは、きれいなのですが・・・、いつもより余計に、ありがたみを感じたのは事実です!(^^



◆プレー方式:
 乗用カート使用セルフプレーのみ。
 乗用カートは、2人乗りと4人乗りがあり、料金が少し異なります。
 2人乗りは1台¥1000。
 乗用カートは電動式で、カート道路のみ走行可。


◆コースレイアウト:C
 フラットなホールが多いですが、全体的には狭いホールが多いです。


◆コースコンディション:E〜F

 ●フェアウェイ(コウライ):D〜F
  かなりひどいといえます!(^^;
  INは完全に””F。
  OUTは”D”といったところ。













 ●ティーグランド(コウライ):E
  芝はほとんど生えていないような状態。

 ●グリーン(ベント):D〜E
  INは茶色く枯れていまして”E”。OUTは”D”といったところ。
  更新作業の跡(5センチ間隔くらいの線)をぬきにしても、滑らかには転がりません。泥に近い状態。



 ●ラフ(野芝):C〜F
  INは、特にひどいです。芝の密集度、量自体が少なく、芝と芝のすきまの泥に必ずボールが止まり最悪で”F”!
  OUTは、フェアウェイまわりは密集度もあり”C”。















◆クラブハウス:D
 完全なプレハブです。
 ”D”にしましたが、これならこれでもいいと思います。
 2Fへ上る階段は、かなり急でちょっと危険!
 ロビーやテレビなどは、一切ありません。
  
 プレオープン時だけ、仮設のプレハブを使用なのかと思いましたが、まわりを見まわしても、クラブハウスを建設するような 気配はなかったので、このスタイルでオープンするのだと思われます。










◆ロッカールーム:D
 床は、もちろんカーペットはなし。
 とはいえ、プレハブですが土足禁止で、新しいのできれいです。
 しかし、椅子などが全くなく、事務所のロッカールームといった感じです。
 ルーム自体もかなり狭いです。
 空いていたので別に問題なかったですが、もし混雑してたら大変でしょう!?(^^;

◆ロッカー:D
 事務用ロッカー。グレーのブリキロッカーです。
 しかも、上下が半分にセパレートされているタイプなので、かなり小さいです。
 幅、奥行き、高さとも小さく、非常に使いづらいのは言うまでもありません!(^^;
 ロッカーに、カードホルダー付のキーが差し込まれていて、好きなところを使用する方式。


◆貴重品ロッカー:あり。
 電子ロック式貴重品ロッカーが、受付棟にあります。



◆風呂:なし。
 シャワーのみ。ユニットシャワーが6〜7コくらい。
 タオルがないので、持参する必要があります。
 (その旨は、予約時にちゃんと言ってくれます)
 ドライヤー、シャンプー、ボディーシャンプーはあり。
 ハブラシは、もちろんなし!












◆トイレ:C
 プレハブだし、床にカーペットなどはないですが、新しいのできれいです。
 もちろんタオルはなく、ペーパータオルだったかな?
 全ウォシュレットでした。


◆レストラン:D
 レストランというより食堂です。
 食券を自販機で購入(現金のみ)して、自分でカウンターからテーブルに運ぶという方式。
 ”D”としましたが、料金が安ければこれはこれで、別にいいと思います。
  
 カレーライス:¥800。(サラダ付)
  ボンカレータイプですが、¥800ならこんなものでしょう。
  味は普通といったたころ。
  (他のコースでは、もっとまずいカレーを¥1300〜¥1500というところがあるのを考えれば十分です。)
  でも、¥500くらいにしてほしいなぁ!

 ほかには、かけそば、かけうどん、ざるそば など・・¥600。
 駅の立ち食いそば屋にあるメニューです。
 ”かけそば” などは、¥300〜¥400くらいが妥当なところ。
 イカ、えびフライ定食が¥1000。
 料金忘れましたが、おにぎりセット、いなりセットというのがありました。

 ソフトドリンクは、ドリンク券(¥300くらい)を購入して、自分でフリーで入れる(ファミレスのドリンクバーのような)方式。
 給茶機(水やお茶・・もちろん無料)のすぐとなりにあるので、ドリンク券を購入しないといけないのを知らないと、”無料”だと思って、すぐに間違えそうです。


◆練習場:なし。
 パッティングとアプローチ、バンカー練習場があります。  


◆料金:
 ¥11400
 (プレオープン料金。日曜日。セルフプレー。2人乗りカート4名で使用時料金。)


◆従業員の応対:普通



★総合評価:E
 コンセプトは非常に評価できますが、今回のコースコンデョションでは、残念ながら”E”をつけざるを得ません!(^^;
 プレオープン中なので、プレハブのクラブハウスなど設備が整っていないのは仕方ないですが、いくらプレオープンとはいえ、こんな芝の状態で客を入れるというのは、コース側姿勢は、ちょっと許せません!
 今後の改善に期待したいと思います!
 まあ、グランドオープンして芝が整備されれば、少しはまともになるとは思いますが。




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