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エヴァンタイユゴルフクラブ
2012年7月追記。

「EVANTAIL(エヴァンタイユ)」とは、「扇形」を意味するフランス語。
ゴルフ場の敷地が、「扇形」をしていることから、この名称をつけたみたいです。

コース設計は、「マイケル・ポーレット ゴルフデザイングループ」でした。
「マイケル・ポーレット」といえば、RYOが好きなゴルフコース設計家の1人なのですが、気づきませんでした・・・。(^^;

以下のレポートに記述していますが、あまりにひどいコースコンディションで客を入れていたこと、フェアウェイにカップがきってあり2パットということにせよ!というホールが2ホールあったこと、予約時の料金より値上げしたにもかかわらず、何の連絡もなく、何の謝罪もなく、2000円多くとられたこと・・・などなど、非常に腹が立ったことを、今でもはっきりと覚えています。

現在は、「PGMグループ」のコースになっていますが、コース側の経営姿勢は改善されているのでしょうか???
また、コースコンディションも良くなっていますかね〜!?

この「エヴァンタイユゴルフクラブ」といえば、2006年に、プレーヤーが池に落ちて、亡くなってしまったことでも有名になりました。
池に落ちたボールを拾おうとして、池に落ちてしまった仲間を助けようとして、助けようとした方が、溺死してしまったという不幸な事故でした。
ゴルフ場の池の中(周囲)にゴム状シートのようなものがはってあり、ヌルヌルして這い上がれなかったらしく、ゴルフ場の管理責任も問われました。



1997年10月12日(日)にラウンド。

1996年5月にオープンした新しいコースです。
プレー方式は、セルフとキャディー付きを選択制。

コースは、丘陵コースで、1グリーンのアメリカンタイプのレイアウトです。
レイアウト自体は、まずまずでしたが、各ホールの幅は、あまり広くはありません。

当たらしいのでクラブハウスは、とても立派できれいでした!(^^


しかし・・・。
コースのメンテナンスがあまりにもひどい。
「こんな状態なら、客を入れるなよな〜!」と言いたくなるほど、ひどいかったです。

新しいコースなので、多少、芝付きが悪く、芝が薄いところがあるくらいなら、まだ許せます。
しかし、フェアウェイの芝の状態は非常に悪くて最悪、
ティーグランドは砂状態(エアレーション作業中の砂ではない)。

グリーンは、さらにひどくて最低最悪!
どこのホールのグリーンも、もうほとんど”泥”状態で、地盤は硬く、砂も入っていていました。
もちろん、グリーン上の砂も、エアレーション作業中に伴う砂ではありません。
芝の状態があまりにも悪いので、30x20センチくらいのサイズの新しい芝を貼りつけていて、その芝も、芝がほとんどくっついていないので、グリーン表面は、芝の”つぎはぎだらけ”の状態なのです。
そのため、表面がデコボコで、ボールは、まともに転がりませんでした。
はっきりいって、”河川の増水で水没後の河川敷コースのグリーン”といった感じ。

極めつけは、6番と10番のグリーン。
この2ホールのグリーンは、全面芝の貼り替え中で、クローズされていました。
1グリーンのコースなのに、グリーンがクローズ???
どうなっていたかというと・・・。
な・なんと、グリーン手前のフェアウェイの芝を、少し短く刈って、「仮説グリーン」にしていたのです。
「仮説グリーン」といっても、普通のコウライ芝のフェアウェイにカップをきって、ピンを立てているだけ!!
もともとグリーンでもないところに、カップ(穴)をあけてあるだけで、適当に芝を少し刈り込んでいるたけなので、デコボコもいいところ。
そいうしたら、この2ホールの「仮説グリーン」にオンしたら、”2パットでホールアウトしたこととする”というローカルルール。
”ふざけんな!!”
そりゃあ、このデコボコグリーンで、パッティングしたって、まともに転がらないし、3パットで収まるかわかりません!
しかし、この「仮説グリーン」エリアに入ったら、ボールをピックアップして、2パットだったことにせよ!というローカルルールには、呆れてものがいえませんでした。
はっきりいって、客を舐めています!!!(激怒)

とにかく、芝を付ける作業が失敗したのか?芝が枯れてしまってダメになってしまったのか?わかりませんが、もう少しコースコンディションがまともになってから営業してもらいたいもの。


レイアウト自体は、まあまあですが、距離が短すぎます(特にOUT)。
スコアカードには、レギュラーティーからで6265ヤードと掲載されていますが、実際には、ほとんどレディースに近いところに、ティーマークが設定してあり、今回、5500ヤードくらいしかなかったのではないでしょうか?

とんでもないのが、2番ホールパー4。
ティーグランドから、グリーンがみえないブラインドホールです。
”ティーショットは5アイアン以下を使用してください”というローカルルールがあり、最低!
しかし、5アイアンでティーショットをしたのにもかかわらず、グリーンエッジまで届いてしまっていました。
斜面に上って、グリーンが空いているか確認しにいかないと危険です。

さらに、8番ホールは、レディースティーの位置の288ヤードもティーマークが設定してあったパ−4。
コースガイドに赤線が書いてあって、前の組がそこを過ぎるまで、ティーショットを打たないように、記述してありました。
そのホールで、前の組が赤線を通過し、グリーン上に上がったのを確認してから、友人がティーショットを打ったのです。
そうしたら、なんと、キャリーで、グリーンの上を越えてしまい、あやうく大惨事になるところでした。(^^;
その友人は飛ぶ方なのですが、いくらなんでも、打ち上げのホールだし、本当に288ヤードの距離があれば、キャリーでグリーンをはるか越えていくことはないので、距離表示がいいかげんであるのは間違いありません!
超危険なホールでした・・・。
ほかのホールを含めて、とにかく、距離表示をサバヨミしているのです。


ロングホールは、アイアンで2回打っても簡単に2オンできてしまうホールがあり、他のロングホールも、ある程度の飛距離がでる人であれば、楽々2オン可能になるので、距離が短すぎて、かなりつまらないといえます。


さらに、腹が立ったことがあります。
清算時、料金は、¥19900(日祝セルフ、税、食事別)とられました。

実は、今回は、前月の9月に「グリーンページ」を見て予約。
そのゴルフ雑誌に記載されていた料金は、通年:¥17700(日祝セルフ)だったのです。
その料金を見て予約し、プレーしたのが翌月の10月12日。

先月「グリーンページ」を見て予約し、その料金が17700円だった旨を、フロントスタッフに言うと・・・。
なんと、”10月から2000円値上げしました”と告げられたのです。
なんの謝罪もなく、予約時の料金の2000円増しの料金をとるの一点張り!
ほんとに腹が立ちました。
しかも今回RYOは、ゴルフに誘った友人に”17700円”と伝えていたので、友人に対して申し訳ない気持ちでいっぱいでした。


少しでも良心的なゴルフ場なら、プレー前に値上げの旨を連絡してくれるか、そうでなかったら、先月の料金のままにしてくれるでしょう!
それを謝罪はしないし、最低のゴルフ場の応対でした。

しかも、こんな最低のコースコンディションだったのに、予約時料金より、高くとられて、こんなにムカついたことはありません!
どう考えても、こんな芝の状態なら、クローズにするべきだし、ゴルフ場の営業態度、接客態度なども最低最悪・・・。


「144ゴルフ」の掲示板レポートでは、「昼食時のドリンクサービスが良心的」とレポートしてる人がいましたが、はっきりいって、RYOは、「昼食も付けて、さらに、料金も半額くらい」にしてもらわないと、納得できないと思いました。



◆コースコンディション:

 ●フェアウェイ(コウライ):D
  ちょっと薄くて残念。

 ●グリーン(ベント):E
  状態が良くきれいで、速かったです。

 ●ティーグランド(コウライ:D
  きれいでした。


◆クラブハウス:A




★総合評価:D
 グリーンを含め、こんなひどい芝の状態で、客を入れて、金をとろうなんて、あまりにもふざけたゴルフ場といわざるをえません。
 このゴルフ場の経営責任者、支配人の経営態度は、許せないといえます。
 あまりにも腹がたつので、”E”にしたいところでしたが、メンテナンスさえよくなれば、ゴルフコース自体はそれほど悪くないと思いますので、”D”にしておきました。