2004年10月11日(祝)ラウンド。 STT開発の運営する超バブリーコースの1つでしたが、STT開発の破綻?により、現在は、PGM(パシフィックゴルフマネージメント)というところが買収し、運営しています。 さすがに、元STT開発のコースだけあり、クラブハウスは豪華で素晴らしいものでした!(^^ ロビーは非常に広く、壁や柱などに大理石を使用しています。 また、ハウス内のいたるところに、銅像や、絵画、水晶の像などが飾ってありました! レンガ貼りの壁には、こんなレリーフも・・・。 ロビーの奥(コース側)は、全面ガラス張りで、9番ホールが見えます。 林にセパレートされた9番ホールが、北海道のコースのような、ひっそりとした、いい景観です。 コース内のインターバルには、滝があったり、トンネルには、ベートーベンの肖像などの”レリーフ”があったり、金をかけています! さて、コースですが・・・。 実際にラウンドするまでの想像では、”接待用の林間コースで、フラットでやさしめのコース”というふうに考えてました。 しかし、全然そんなことはなく、良い方に期待を裏切ってくれました!(^^ 林間コースには違いないですが、コース内は、多少のアップダウンがあり、林間コースにありがちな、まったくフラットというわけではありません。 ”うねり”というほどではないですが、フェアウェイやラフには傾斜があります。 それにより、フェアウェイでも、多少のダウンヒルやアップヒル、サイドヒル、またその複合といったライになります。 各ホールは林でセバレートされていて、林は、けっこう高さのある杉や松などのいろいろな木がありました。 樹木間の密集度はそこそこあり、林の中から前方へのショットは、なかなかできないところが多い印象。 全体的には、OUTの方がINよりも幅が広く、INは、ドッグレッグなどがあり、やや戦略的といった感じ。 OUTの方がやさしめ(5番を除いて)という印象。 その意味ではOUTスタートの方がいいな? この日は、レギュラーティーからラウンド。 距離は、スコアカード上、レギュラーティーから6634ヤードとたっぷりあります。 ホールによって、少し前方にティーマークが設定してあるところがありました。 コース外周など、OBエリアもありますが、となりのホールや林の中からは、そのまま打つことができます。 OBのあるホールでは、特設ティーが設置してあるホールも数ホールあり。 各ホールは、林間コースにありがちな単調な似たようなレイアウトというわけではなく、印象に残るホールが多かったように思います。 木や池やバンカー、グラスバンカーなどが、巧妙に配置されていて、それほどやさしくはないように思いました。 また、グリーンの片サイドが下がっていて砲台形になっているところなどいろいろ。 グリーンはベントの1グリーン。 10、11番には、フェアウェイの真ん中に大木があり、ねらいどころは狭いです。 ティーショットは、うまく木を避けて木の先までいけば、セカンドがかなり楽になります。 10番ホール、パー4。↓ フェアウェイは、木の右サイドで狭いです。 10番ホールの木の手前から見たところ。 木の左はラフで、下に落ち窪んでいます。 グリーン手前には、縦長のバンカーがあり、右サイドからのセカンドは、バンカー越えとなります。 11番ホール、パー4。 10番に続き、真ん中に木が2本あります! 12番、パー3。 レギュラーティーから159ヤードの池越えホール。 池の左にはビーチバンカーがあります。 7番は、ティーグランドからの視界が非常に広いホール。 ただ、左半分には巨大な池があり、グリーンが池の奥にある、フェアウェイの形状としては逆C形。 グリーン手前にはバンカー群があります。 この日は、ピンが左いっぱいの、かなりのスロープにきってあり、パットが最も難しいピンポジションでした。 グリーンの左サイドは、かなり下がっていて、左にこぼすと、難しいアプローチが残ります。 右手前にオンしたら、かなりの距離と上りのパットとなり、苦労しました!(^^; 一番難しいと感じたのは、5番ホール。 レギュラーティーからでも615ヤードある超ロングホールです。 ティーショットのランディングエリア付近が非常に狭く絞られていて、右サイドはかなり陥没しているラフ。 左サイドは池(OB)。 狙い目は、左サイドのフェアウェイ。 フェアウェイ形状が、やや右にカーブしていて、右サイドの林が迫っているので、右のラフへ落とすと、かなりの打ち上げで、右の林がかかるため、セカンドは出すだけに なるため、3オンするのがかなり、難しくなります。 ティーショットはやや打ち下ろし、セカンド地点からはやや打ち上げになります。 セカンド地点からは打ち上げでグリーン見えません。 2番ホールもレギュラーティーから610ヤードあるパー5。 ただ、このホールは、ストレートで両サイドが広いので、それほど難しくはありません。 INにあるコース売店。 通路が売店に直結していて、中を通過しないと次のホールへ行けないようになっています。 16番ホール、パー4。 左に直角にドッグレッグしているホール。 左のコーナーには池があり、池の右に木があります。 池越えのショートカットも狙うと、セカンドショットが残り50ヤードくらい。 フェアウェイ右サイドに打っても、残り150ヤードなので、ショートカットを狙う必要もないかな? ただ、まっすぐ打つと、220ヤードくらいで突き抜けます。 グリーンの左サイドは、下にさがっている砲台形。 左や奥にはずすとトラブルになります。 この日は、ピンが左いっぱいにきってありました! シグネチャーホールは、18番かな? ストレートのパー4。 レギュラーティーから382ヤード。 ティーショットは池越えですが、池はそれほど気になりません。 グリーンの手前、フェアウェイの左サイドには池があります。 ティーショットで、いいポジションに運べれば、十分に2オンが狙えますが、ティーショットでちょっとミスすると、セカンドショットがかなり難しくなります。 セカンドをレイアップするにしても、池の手前だと150ヤード近く残り、池の右は狭いので、コントロールが難しいです。 この日の夜中からスタート直前までの雨、2日前の台風のよる大雨、さらに、その前の長雨などの影響で、コースコンディションは、今回は、今ひとつでした。 フェアウェイの多くは、ややカジュアルウォーターぎみ(足で踏むとちょっとジワーっと、水が浮き出るくらい)のところが多く、今回は残念でした。 そのため、アプローチなどに苦労しました!(^^; まあ、このところ雨続きで、これだけ雨が降れば、水はけの良し悪しは、まったく関係ないでしょう。 逆に、今回くらいの状態だったら、かなり水ハケがいいのでは? フェアウェイは、あまりフカフカした感じはなく、芝がベターっとしていて芝の葉がねている感じ。 地面ギリギリに素振りをすると、ちょっと泥っぽいのがでる感じで、ちょっと芝が薄めな状態でした。 とはいっても、コースメンテナンスを怠っているという感じはなかったので、 天候がよい日が続いているシーズンであれば、フカフカな良い状態であることも予想されます。 この日、参ったのは、台風の影響で、林の中はもちろん、ラフにも、かなりの枝が散乱してました!(^^; かなりの巨木が倒れているところもあり、台風22号の凄まじさを物語っていました! そのため、林やラフに入ると、枝の上にボールが乗っかってしまうことがありました。 枝はルースインペディメント扱いのはずですが、ボールがのっかっている場合、枝をどかすとボールが動いてしまうので、そのまま打つしかないわけです!(^^; これが、小枝ではなく、けっこう大きな枝もあるため、参りました!(^^; この日は、当初のスタート予定時間より、30分遅れ!(最初のティーグランドで4組くらい詰まってました!) 前半のハーフは2時間50分かかりました。 後半は、スムースに流れていると思ったら、4番パー3のコース売店があるホールで、3組くらい詰まっていて、そこで30分くらい待ち、結局2時間40分くらい。 なんとか、日没サスペンデッドにはならないですみましたが、危ないところでした!(^^; 前半のスタートがかなり遅れたため、ハーフ終了後の昼食時間が、なんと35分! レストランで食事がきたのが、後半スタートの7分前で、これはちょっときつかったです!(^^; コースを運営するPGMで、コースをより良くするためのアンケートを実施しており(フロントの横)、アンケートに答えると、ボール1コ(スリクソンのボール)か、氷結の缶(250ml)をくれます。 アンケートは、かなり細かな項目の質問があり、コースをより良くしようという意欲が感じられました。 ワンオンチャレンジは、昼食時に、担当者が説明にまわってきて、そこで申し込みをするようになっています。 距離表示は、すべてグリーンフロントエッジまで。 コースガイトと、ピンポジ表がカートについてます。
◆プレー方式: キャディー付とセルフの選択制。 乗用カートはなく、すべて、4Bリモコン式電磁誘導カート使用で、歩きのみのプレーとなります。 ◆予約: 今回は、G−STARTを利用して予約。 ※「G−START」とは、以前のGDOのゴルフ場予約サービスの名称のことです。 ◆コースレイアウト:A 林間コースですが、単調ではなく、印象に残るホールが多く、多少の起伏があり、なかなかGOOD。 ◆コースコンディション:B 台風、長雨のあとだったので、全体的にはBといったところ。 ●フェアウェイ(コウライ):B 今回のラウンド時は、長雨の影響か?あまりフカフカした感はありませんでした。 少し芝がベターっとした感じで、どちらかというと薄め。 8割くらい?はキャディー付きでラウンドしていると思われますが、そのわりには、修復してないディボット跡が目立ちました。 ●グリーン(ベント):A メンテナンスはしっかりしていてきれいですが、長雨と、この日もスタート直前まで雨だったため、転がりとしては今ひとつといった感じ。 コンパクションは、ボールマークが少しつくくらいで、普通程度。 スピードは、それほど速くなく、普通といったところでした。 キャディー付きが多いのに、修復してないボールマークがたくさんありました。(修復しときました)。 ●ティーグランド(コウライ):B きれいですが、芝はやや薄め。 ●ラフ(野芝):B けっこう刈ってありました。 フェアウェイがやや薄めだったので、ラフの方が打ちやすかったです。 ●バンカー: ややベージュっぽい色の砂使用。 この日は、かなり水を含んで重かった。 ◆クラブハウス:特A さすが元STT開発のクラブハウス。 豪華で素晴らしいです。 2階建て。 壁や柱は大理石で、ロビーは非常に広く、いたるところに銅像があります。 1階は、ロビー、プロショップ、ロッカールームや風呂など。 2階はレストランやコンペルームがあります。 ◆ロッカールーム:特A 非常にきれいで、広めです。 床は全面カーペット。カーペットは、けっこうフカフカ。 ◆ロッカー:特A 木製ロッカー。ロッカーの扉をあけると木の香りがして、高級感があります。 幅、奥行きは、まずまず。 キーで開閉タイプ。キーは、カードホルダーについてなく単独。 各ロッカーにプレーヤーの名前を入れてあります。 ◆貴重品ロッカー:あり。 フロントのすぐ横にありました。 ◆風呂:A 浴室内は、けっこう広いです。 浴槽は、細長い長方形で2つに分かれています。片方は水風呂。 窓の外は、庭園風ですが、たいしたことはありません。 サウナ、ジャグジーあり。 洗い場のセパレータ:なし。 ハブラシなし。 湯加減は、ちょっと熱めでしたが、許容範囲。 ◆トイレ:特A 壁は、ちょっと赤っぽい花崗岩、個室の扉は木製。 洗面エリアの蛇口は、金色のものを使用していて、ゴージャスな感じ。 床はフカフカしたカーペット。 個室は壁と同じ花崗岩。 全ウォシュレット使用。 ハブラシなし。 ◆レストラン:A レストランの室内はきれい。 窓の外の景観もまずまず。 今回、食事付だったのに、メニューを見ると、食事付で食べられるものは、チキンカレー、茶そば、カレーうどん、とろろごはん などのみ。 ほかの、フカヒレラーメン、いくら丼、キムチ入りすきやき、オマールえびとホタテとカレー(+¥1100くらい) などは、追加料金を支払う方式で、ちょっと、インチキ!!(^^; いくら丼を追加料金、¥630で注文。 味自体は、まあまあでしたが、きざみ玉子、きざみキュウリが大量に入っていて、冷やし中華みたいでした!(^^; 生ビールは、小生(350ml)と大生(ジヨッキを見たところ600mlくらいかな?)しかなく、中生はなし。 小生:¥630、大生:¥945 と高いです! 瓶ビールは、中ビンで、¥650 だったので、量としてはこちらの方がお得。 ◆練習場:なし。 ◆スタッフの対応:B フロントスタッフの応対は、まずまず。 スタート前に、カートや距離の説明などは、一切ないので、フロントスタッフ以外とは、ほとんど接してないので、ほかのスタッフについては不明。 ◆料金: G−STARTを利用して予約し、 セルフプレー、昼食付で、¥16800。 3B割増¥525。 ◆アクセス: 圏央道:牛久ICから15分かな? 常磐道:谷田部ICからだと30分くらいかかるかな?
★総合評価:A コースレイアウトは申し分なく、非常に良いコースです。クラブハウスも申し分ありません。 だだ今回は、台風と長雨の影響で、フェアウェイ全体が、ややカジュアルウォーターっぽい状態だったことと、芝がやや薄めだったこと、さらに、折れた樹木の枝が散乱していたので、Aとしておきました。 こんな雨が多くなければ、コースコンディションがもっと良いのではないかと思われ、そうであれば、コースレイアウトなどの素材がいいので、特Aになるでしょう。