2002年7月14日(土)ラウンド。 「輪厚」は、「ワッツ」と読みます。 毎年、全日空札幌オープン(男子プロゴルフツアー)開催している井上誠一設計の名門コース。 立地が北海道ということもあり、井上誠一設計コースにしては、非常に広々としています! 林間コースで、INは比較的小さな樹木、OUTは非常に大きい樹木でセパレートされています。 横幅が広いホールが多いので、それほど圧迫感はありません。 レギュラーティーからプレー。 距離はレギュラーティーからでも6447ヤードと、たっぷりあります。(チャンピオン(バック)ティーは7063ヤード) 多くのホールが、ティーショットが砲台形のティーグランドから、やや打ち下ろし。 フェアウェイが少し下がっているので、砲台形グリーンに向かって打ち上げ、といったレイアウトです。 砲台グリーンのまわりは、がっちりとバンカーで固められています。 これらのホールは、どのホールも非常によく似ていて、印象にはあまり残りません。 そのほかは、ドッグレッグホールが数ホール(目立ったドッグレッグは5,7,13,17番くらい)と、印象に残るホールが数ホールといったところ。 池は少なめ。 池がらみのホールは、2、5、11、13、14番。 巨大な池はなく、小さめの池が点在しています。 たとえば、ティーショットでちょっと引っかけぎみのボールを打つと、池に入ったり・・・、というように、要所に設置してある印象。 印象に残るホールは、まず11番パー3。 レギュラーティーから188y。 真中やや右に大きな木が1本立っていて、木の左サイドには小さな池、その奥のグリーン左にはバンカー。 非常に難しいホールです。 このコースのバンカーの砂は、非常に黒っぽい色の砂を使用していて、この日は雨で、砂の色がほとんど黒! 池とバンカーが縦に並んでいて、ティーグランドからは、どちらも同じようない色をしているので、手前が池だとはわからずに、両方ともバンカーだと思たのです! RYOは、ティーショットを右の木を避け、ちょっと引っ掛けてしまいました! 手前のバンカー(ほんとは池)を越えたところにボールが落ちたのですが、バンカーのレーキ(ほんとは池のボール救う器具)に跳ね返って、バンカー(ほんとは池)へ!! ”あー!バンカーだよ!”と思って、近くまで行ってみると、なんとそこはバンカーでなく”池”ではあーりませんか!(^^; ショック! ボールが跳ね返ったのは、レーキではなく、長いものほし竿みたい棒に小さなカゴがついてる池のボール救う器具。 それが、池のまわりを囲むように何本も置いてあるのです。 ”こんなとこに何本もこんなのを置くなよなぁー!”プンプン!!(^^; 次に印象に残ったのは、17番パー5。 このホールは、最初はずっとまっすぐで、サードショット地点から急激に左にドッグレッグしています。 ティーショットがよくても、このホールではセカンドショットがポイント。 ドッグレッグの左コーナーは樹木が密集していて突き出しているので、サードショットのラインがそこにかかると、グリーンは狙えません。 また、ドッグレッグの奥の突き当たりにはバンカー。 グリーン右手前には木が突き出しているので、セカンドショットをあまり右奥まで打ってしまっても、難しくなります。 たぶん、このホールは全日空オープンのテレビ中継ホール。 プロはおそらく、セカンドショットをショートカット(左林越え)するんだろうな? と思いまがらプレーしてました! 名物ホール?かどうかはわかりませんが、一番印象に残るホールが5番パー5。 セカンド地点から右にドッグレッグ。 ティーグランドは両サイドの林にはさまれていて圧迫感があります。 ティーショットは左サイドに小さめの池、右サイドにやや大きめの池。 真ん中やや左(左サイドの池の右)に木があるのです。 木の左側は池なので、狙うルートは、木と右サイドの池の間だけ。 ティーショットでは、狙う幅が非常に狭く難しいです。 さらに、サードショット地点あたりから、急激な上り。 グリーンは、その頂上にある超砲台形。 さらに、上り斜面の途中真ん中に巨大な木が1本。 グリーンの手前には巨大バンカーが待ち構えている”城攻め”ホール!といった感じ! なんか、難しくて豪快! サードショット地点あたりから、グリーンを見上げる景観が、非常に印象に残りました! クラブハウスは古く、ロビーにわけわからん銅像(誰のか見ませんでした)ががありました!(^^; ソファーのあるところに、珍しくテレビも置いてありません。 廊下には、全日空オープンの歴代優勝者のプレート。 ロッカールームはリフォームしてあってきれいでした。 スタート前、マスター室前に、”はかり”を発見! そう、キャディーバッグの重量を測定する目的のものです。 これは、名門コースによく見られる、”重量割増”と推測! RYOは、キャディバッグに入れていた、予備のゴルフシューズ、レインウェア、大量のボールなどを慌てて一旦降ろしたのでした! 昨年、大洗ゴルフクラブで、割増¥1300もとられたのです!(^^; ところが、カートにバッグを積むとき、重量測定していませんでした。 このほか、荒天手当(雨天時のキャディー割増料金)も心配しましたが、清算時は、どちらもとられていませんでした!(^^ 大洗ゴルフクラブは、人力手押しカートでしたが、ここは電動だからかな? この日、土砂降りの中のラウンドとなったのでした!(^^; その意味では、このコースを堪能することはできなくて残念!(^^; そんな雨の中プレーを終了して、クラブハウスに戻ると、信じられないことに、乾燥室がないのです!(^^; これにはあきれかえってしまいました!(^^;
【RYOのラウンドレポート】 この日、AMのスタートがとれずに、PM12:42のスタート。 AM10:00頃にはコースに到着。 その頃は、雨はまだ降っていなかったものの、霧! グリーンまでは見えない!といった状態でした。 ”午後には霧が晴れるといいなぁー!”と思っていたのですが、スタートの時間に近くなるにつれ、霧はだんだん晴れてきたのでした! し・しかし・・。雨がポツポツと降り出してきたのです。 レインウェアをしっかりと装着。 INスタート。 霧が晴れたのはいいですが、しっかり雨。 もうやみそうな雨ではありませんでした!(^^; それでも前半(IN)は、なんとかゴルフができる雨くらいだったので許せる範囲だったのですが、後半(OUT)に入ると、とんでもない豪雨となってしまい地獄!!(^^; RYOのレインウェアは、中までは水がしみこむことはありませんでしたが、同伴の友人のは、防水効果がなくなり、中までずぶぬれ! しかし、シューズの中には水がしみこみ、ソックスはビショビショ! 足はふやけた状態!! グローブは何度も絞りながら・・・。 グリップはすべるし、右手もビショビショでヌルヌル! アドレスすると、後頭部に激しい雨がつきささってきたのでした!(^^; AMはひんやりとした空気で、長袖でないと肌寒いくらいだったのですが、なんか気温があがってきたようで、レインウェイを着ると少し暑いくらいになってきたのです。 暑いので、途中からRYOは、レインウェアの袖の部分だけ、はずしたのですが、なんと、このレインウェアの、”はずれる部分”は肩からだったのです!(^^;(このレインウェアで袖をはずすのは初でした!) もう1つ持っているレインウェアは肘からはずれるやつ(同じエレッセのレインウェア)だったので、こっちも肘からはずれるのだと思っていたので、ビックリ!(^^; レインウェアの下には半袖ポロを着ていたのですが、ポロの肩から肘までの袖部分がビショビショで最悪!(^^; なんなんだよー!(^^; フェアウェイは、全面カジュアルウォーター状態。 水をたっぷり含んでしまって重い!(^^; これだけ雨が降っても、グリーンに水が浮かないのだけが救いでした! それでも、やや重くなりましたが・・・。 こんな豪雨だったら、プロのトーナメントは即、中断か中止でしょう! それほどの雨の中を、高い料金(輪厚は日曜でビジター約¥30000!)払ってプレーしている俺たちは、”アホちゃう?”って感じです!(^^; ほんと、もったいないったら、ありゃしない!(^^; はっきりいって、ショットもパットも集中力なくなって、ゴルフどころではありません! ただ、ラウンドを消化するだけ!となってしまったのでした!(^^; すると・・・。 最後のホール(9番)のティーショットを打ち終わった頃に、急に雨が小降りになり、なんと、やんでしまったのです!(^^; ”今頃になってやむなよなぁー!” こんな、激闘のラウンドとなってしまったのでした!(^^; ラウンドが終了して、レインウェアやシューズ、グローブなどを乾燥室に入れようと思ったら・・・。 な・なんと、このコースは乾燥室がない!というのです!(^^; アンビリーバブル!! 今まで数多くのコースをラウンドしたRYOですが、乾燥室のないコースは初めて!!(^^; まあ、雨に降られないラウンドの方が多いので、 実際には、ほかにも乾燥室のないコースがあったのを気づかなかっただけかもしれないのですが・・・。 しかし、少なくとも雨に降られた中で、乾燥室のなかったコースは初! 18ホールスルーでプレーするから?(昼食時に乾かすことはないから!)地元の人が多いから?(風呂に入らずに帰るから!)などの理由が考えられますが、ほかの北海道のコースにだって、乾燥室くらいはあるのです! ”乾燥室くらいは設置してくれよなぁー!”プンプン!! (`´) 結局、ビショビショになったレインウェアやソックス、グローブ、シューズをビニール袋に入れて、持ち帰ったのでした!(^^;
◆プレー方式: キャディー付のみ。 4バッグ電動手押しカート使用。歩きプレー。 ◆予約: JCBゴールドにて予約。 ◆コースレイアウト:B 印象に残るホールはいくつかありましたが、そのほかは、似ている景観のホールが多いという印象。 全体的には広々としているので、関東の井上誠一設計コースに比べると、 また違った印象を受けるかもしれません。 木やバンカーの配置など、井上誠一らしい設計は、ところどころに見られました。 景観という観点では、今ひとつ! ◆コースコンディション:特A 全体的にはコースコンディションは非常にGOODといえます。 (北海道クラシックとは、同レベルとはいえませんが・・) ●フェアウェイ(ブルーグラス系洋芝):特A 全体的に芝の密集度が高く、ディボットが非常に少なく、きれいです。 ただ、あまり刈っていなくて長め。ランはほとんどでません!(^^; ●グリーン(ベント):特A 非常に転がりもよく、GOODでした。 コンパクションは、ややボールマークがつく程度。 スピードは普通くらいでした。 水はけは良好。かなりの雨が降っても、ほとんど水が浮くこともなくGOOD。 この日のグリーンの刈り方4ミリ。 ●ティーグランド(ブルーグラス系洋芝):特A 非常にきれいです! ●ラフ(ブルーグラス系洋芝):A〜B 密集度は高くまずまず。 ラフエリアの外側の方はクローバーなどの雑草が混入。 林の中は、ほとんどベアグランド。 ●バンカー: 黒っぽい砂を使用。雨にぬれなくても、かなり黒いでしょう。 雨にぬれて、かなり重くなりました。 ◆クラブハウス:D かなり古い。 2階建てで、一昔前のようあるクラブハウス形状。 ロビーなど、床は全面ゴム。 ◆ロッカールーム:B ロッカールームはリフォームしてありきれい。 天井などは古いが、床は全面カーペット。 ◆ロッカー:B 木製ロッカー。 カードホルダーのキーで開閉タイプ。 幅、奥行きはそこそこで合格点。 ロッカーの内側は、なんか安っぽい! ◆貴重品ロッカー:あり。 ブリキ製。キーを使用するタイプ。 コインロッカー(1つのロッカーは小さいのです)みたいなので、¥100必要なのかと思ってしまいました!(^^; 無料でした! ◆風呂:C ロッカールームが中2階。 風呂が1階にあり、けっこう離れていて不便。 浴槽、浴室の壁など、リフォームしてあり、きれいにはしてあるが、まあ普通程度。 湯加減が熱くてペケ。 洗い場のセパレータあり。 サウナあり。 ジャグジーあり。 ハブラシなし。 ◆トイレ:C きれいにはしてあるが古い。 床は全面ゴム。 和式2、そのほかは洋式。洋式は全ウォシュレット。 ◆レストラン:C クラブハウスの2階にあるレストランは、それほど新しくもきれいでもなく、イメージとしては”食堂”。 ウエイトレスは年配の方が多いように感じました。 その親玉みたいな人が、超無愛想でした!(^^; ビーフカレーが¥800など、全体的には低料金。 いくら丼:¥1600。 いくら自体は量もあり美味かったのですが、”ごはん”あまりにも少なくペケ!(^^; 器のどんぶり自体は深いのに、全体の量はどんぶりの約1/3程度。 ご飯はわずか2センチくらい! いくらはこの量でいいので、”ごはん”くらい多くしてもらいたい!って感じ。 1分くらいで全部食べ終わってしまいました!(^^; もし、このあと注文される方で、もっと量が多い方がいい方は、”ごはん多めに”と言ってみては?? ◆練習場:あり。 300Yくらい。22打席。 30球:¥300。 人工マット使用。 その前列に天然芝の打席がありますが使用禁止でした。 トーナメントの時しか開放しないのでしょう!? アプローチ練習場あり。 小さなグリーン、バンカーあり。 50Yくらいは打てます。 しかし、芝のメンテナンスはあまりしてありません。 ◆キャディー:B 名門コースなので、どんなキャディーか心配してました。 けっこう年配?なのか年齢不詳!でしたが、まずまずでした。 雨の中、しっかりと仕事をこなしてくれました。 若いキャディーはいないようです。 ◆従業員の応対:C 普通といったところ。 ◆料金: ¥29070(日曜、キャディー付) ◆特記事項: このコースには、乾燥室がなくて最悪!! そのくらい導入するべき! 雨に降られた場合は、要注意!(^^; ◆アクセス: 道央道の北広島ICのすぐ近くです。 札幌市内から非常に近く、高速道路を使用しなくても行けます。
★総合評価:特A レイアウト的には、あまりRYO好みではありませんが、コースコンディションは非常によいのと、広々としているので、”特A”としました。 今までラウンドした井上誠一設計コース(大洗、大原御宿、烏山城、鶴舞、鷹の台)の中では、一番いいかな? 今回は、どしゃぶりの中のラウンドだったので、天気のいい時にもう一度プレーしたいです!(^^