2003年6月28日(土)ラウンド。 小樽カントリー倶楽部は、1928年オープンで、”名門コース”と言われているコースの1つ。 新コースは、1990年と1999年の2度、日本オープンゴルフ選手権を開催し、2004年からは、「サン・クロレラクラシック」を開催。 この9ホールのコースは、以前はたしか「銭函コース」という名称でしたが、現在は「旧コース」という名称。 1974年に18ホールの「新コース」を新たに造成し、現在は、旧コース9ホールと新コース18ホールの計27ホールあります。 旧コースと新コースは、クラブハウスは全く別の離れたところ(1キロくらい?)にあり、コースも少し離れた場所にあります。 旧コースと新コースは、クラブハウスや予約等も別なので、まったく別コースといってもいいでしょう。 このため、通常、ツアー客などの、このコースをラウンドする人は、新コース18ホールをラウンドするようです。 旧コースの設計は久野岩治。新コースの設計は安田幸吉。 新コースは、2000年に1グリーンに改造。 キャディーの話によると、1グリーン化に伴い、かなりコース手を加えている(コース改造)ので、”もう誰の設計かわからない?”といったところみたいです。 ベントとコウライの2グリーンが、ベントの1グリーンになったり、パー4をパー5にしたり、パー4をパー5にしたり・・・。 今回は、”新コース”18ホールをラウンド。 ”新コース”といっても、1974年に造成されたので、そんなに新しいわけではなく、旧コースよりは新しいといった”新コース”です。 コースの場所は、海に近いところにあり、”シーサイドコース”と書いてあるガイドもありますが、一番海岸に近い側のホールでも、300mくらいあるらしく、その間には防風林があるため、コースから全く海は見えませんし、海の近くといった感じはしません! キャディーの話によると、一番海岸に近い側のホールでは、夏は海にいる人たちの雑踏が聞こえるらしいですが・・・。 晴れていたので遠くの山並が見え、非常に涼しかったので”高原コース”の雰囲気。 1番ホール→ キャディーが、ブルーかホワイトか、どちらでプレーするか尋ねてくれたので、どちらからでもプレー可能のようです。 ホワイトは5900yとかなり短め。 ブルーで6400yくらいだったので、今回はブルーからプレーしました。 スコアカードでは、ブルーの距離がレギュラーティーで、ホワイトの距離はフロントティーです。 コースの雰囲気としては”林間コース”で、全体的にフラットなところにレイアウトされています! コース内は、ポプラ、樫など、いろいろな木があります。 コース外周はOBだっと思いますが、あとは、林、となりのホールのボールが入っても、ノーペナでそのまま打てます。 特設ティーはありません。 林の中はベアグランド。 各ホールの幅は、札幌ゴルフ倶楽部・輪厚コースのように広くはありませんが、狭いというほどでもなく、ほどほど。 全体的にはストレートのホールが多く、多少のドッグレッグホールがいくつかあります。 ←8番ホール。 ←8番ホール、グリーン手前。 コース全体でバンカーや池はそれほど多くあるとは感じませんでしたが、要所にバンカー、池が配置されています。 またフェアウェイの中に樹木があるところもあり、効いていました。 バンカーのほとんどは、ジグゾーパズルの各ピースのような、いびつな形をしていて、よく効いています。 各ホールコース内の距離表示は、グリーンセンターまで。 距離表示はスプリンクラーにかかれています。 100、150ヤードなどの樹木などはありません。 ピンポジションはキャディーがピンポジ表を持っています。 この日のピンポジは”2”でしたが、全体的に、けっこう、難しい位置にきってあったように思いました。 (特に2番ホール) グリーンはベントの1グリーンで、やや大きめ。 数年前に、コウライとベントの2グリーンから、ベント1グリーンに改造したようです。 砲台グリーンは18番くらい。 ポテトチップ状グリーンのようなうねりはありませんが、いくつか、けっこう傾斜があるグリーンがありました。 コンパクションは、けっこう硬め。 ボールマークは少しつく程度で、かなり締まっていて、キャリーでオンしたボールは、なかなか止まりませんでした。 芝は、全面洋芝。 グリーンはベントグラス。 あとは、ブルーグラス系洋芝です。 コースコンディションは、全体的に素晴らしかったです!(^^ フェアウェイのディボットも非常に少なく、ティーイングラウンドとも申し分ありませんでした!(^^ ただ、今回のプレー時は、グリーンにエアレーション跡(3センチくらい幅の線)が少し残っていたのが残念でした!(^^; あと少し経てば、素晴らしい状態になることでしょう! また、ラフはあまり伸ばしていなかったので、ショットで、あまりつっかかることなく、けっこう普通に打つことができました! 印象に残るホールはまず、2番パー4。 距離は短めで、フェアウェイの左右に池。 右の池は、グリーンの手前まである大きな池。 花道はグリーン左サイドにありますが、この日は、ピンが右の手前いっぱいにきってあり、セカンドは池越え。 グリーンが手前からけっこう傾斜していて、この日のピンポジションは最高に難しい位置でした。 手前には池が迫っていて、グリーンオーバーすると、奥から砲台形になっていて、しかも傾斜が池に向かっているので、非常に難しいアプローチが残ります。 また、スロープがけっこうあるので、パットも難しくなっていました。 そのため、2番ホールティーでは、大渋滞していました!!(^^; ←4番ホール。パー3。 18番ホールは、ゆるやかに左へカーブしているパー5。 砲台グリーンで、グリーン手前に深いバンカーがあります。 グリーンは大きい2段グリーン。 この日は、ほとんど風がありませんでしたが、海に近いということで、風が強いと、ものすごく難しくなることでしょう! ちなみに、このコースで開催された日本オープンでは、尾崎直道プロが優勝してましたが、そのときの優勝スコアが4日間で10オーバー。 9月開催にもかかわらず、強雨風、寒さ。 さらに、フェアウェイ幅を絞り、ラフを深くしてあったはずですので、男子プロのトーナメントとしては、見たこともないようなスコアになってしまったのでしょう! ポプラの綿毛が、たくさんコース内をフワリフワリ! つい最近テレビのニュース番組で、札幌市内の”ポプラの綿毛”が雪みたいに積もっています! というのを見たばかりで、”これがそうか!!”と思いました!(^^ あるところには、けっこう真っ白に積もっていました! 晴れると一斉に飛ぶのだそうです。 ←2番?16番?だったかな?
【RYOのラウンドレポート】 この日は、たまたまジュニアの”チャレンジゴルフ”というイベント開催日だったらしく、旧コースが貸切となり、メンバーがすべて新コースにまわされたらしく、ツアー客のコンペなども入っていて、詰め込みすぎ状態!!(^^; この日のスタートは、13:30。 しかし、スタート時点で30分遅れの14:00頃のスタート。 キャディーの話では、北海道は関東よりも陽が長く、この時期19:00までプレー可能とのことですが、ギリギリで18ホールできるかどうか?と言っていました! さらに2番ホールのティーインググランドに着くと、なんと、3組待っている状態で、このホールでさらに30分待ち。 その後、各ホールで2組くらい待ち状態が続き、7番ホール前のコース売店にようやくたどり着いた時点で、既に16:30。 9番ホール?→ これでは、18ホールホールアウトは、ほぼ絶望でした!(^^; 13番くらいまででいいとここかな?とあきらめ! ハーフ3時間10分。ハーフ終了時で17:10でした。 この前に同じ組がプレーするとなると、これ以上早いペースになるとは思えず、13番グリーンがクラブハウスに近いということで、 そこで終了を覚悟したのでした!(^^; しかし、せっかく初めて、このコースに来たというのに、しかも料金は約3万円。それで13ホールはないよなー! と、誰しもが思うことでしょう! だって、イベントがあるとはいえ、詰め込みすぎているのはコース側なのですから・・・。(^^; INに入ると、ホールアウトはあきらめて、ハーフで抜けた人がいたのか? 残ったプレーヤーも、なんとかホールアウトできるように、あせってペースを上げたような感もあり、やや流れるように・・。 なんとか18ホールまわりたいので、自分たちも、かなりあせって、慌ててプレーしていました!(^^; そして18:50に、ようやく18番のティーグランドに・・・。 これでなんとか、ホールアウトできる!と安堵感!!(^^ INは1時間50分くらいでラウンドでき、奇跡的に18ホールホールアウトできたのでした!(^^ しかし、後半のラウンドは、かなりあせってプレーしてしまったために、3パットはおろか、4パットしてしまったこともあり、スコアが崩してしまったのが残念でした!(^^;
◆プレー方式: キャディー付のみ。 歩きプレー。乗用カートはありません。 キャディーは、4B手押しカートを使用していました!(大洗GCに続いて2回目の遭遇) そのため、重量割増料金があります。 ◆コースレイアウト:A 概ねフラットな林間コース。 ベントの1グリーンで、レイアウトはよかったです。 ◆コースコンディション:特A ●フェアウェイ(ブルーグラス系洋芝):特A ディボットも少なく、芝の薄いところ、ベアグランドはなく、非常にGOODでした! ●グリーン(ベント):B 今回、エアレーションの線が残っていたのでBとしました。 フェアウェイの状態などからみても、そのような時期でなければ、最高のコンディションが期待できます。 コンパクションは硬め。スピードは、それほど速くはありませんでした。 ●ティーインググランド(ブルーグラス系洋芝):特A 非常にGOOD!! ●ラフ(ブルーグラス系洋芝):A 場所によって、薄いところ、ベアグランドは、ちょっとあったものの、全体的にはGOODといえます。 ●バンカー: グレーの砂。 ◆クラブハウス:C 建物は古いです。 ◆ロッカールーム:C ルーム自体は古いです。 床はカーペット。 ロッカー番号が1000番近くまでありました!(^^; ◆ロッカー:D メンバー用とビジター用で、色が違います。 ビジター用ロッカー(緑)とメンバー用ロッカー(木目調)と差別化してあります。 どちらもブリキロッカー。 幅、奥行きとも狭い。 ◆貴重品ロッカー:あり。 ◆風呂:B リフォームしたのか、まあまあきれい。 浴槽は浴室の真ん中にあり。 湯加減はやや熱めで今一。 サウナ、ジャグジーなし。 洗い場のセパレータなし。 ハブラシなし。 ◆トイレ:B 全洋式、全ウォシュレット。 ◆レストラン:B クラブハウス2階にあり、室内としてはまあまあ。 厚とんかつ定食。¥1500。 厚さが2センチくらいあるロースカツで、非常に美味くてGOOD!!(^^ こんなに厚いとんかつを食べたのは初めて!(^^カツ好きに方にはおすすめです!(^^ 生小:¥500。 ◆練習場:あり。 250ヤードくらい。30打席くらい。 両サイドと奥はネット。 人工マット使用。 アプローチ練習場あり。 ◆キャディー:特A 素晴らしいキャディーで申し分なし!(^^ ◆従業員の応対:B まずまず。 ◆料金: ¥29900。(キャディー付、土曜。3B、税別。ロッカーフィー¥400含。)
★総合評価:特A コースレイアウト、コースコンディションとも素晴らしく、申し分ありません!(^^ 料金は高いですが、是非、また行きたいコースです!(^^