2003年10月27日(月)ラウンド。 1997年オープンのピート・ダイ設計コース。 コースに到着すると、ゲートを入ってすぐの右ところに、パッティング、バンカー練習場があり、ちょっと珍しい。 クラブハウス前(エントランス)に車をすすめると、スタッフが待ち構えて出迎えはなし。少し奥に”バッグドロップ”の看板が・・・。 ”BAG DROP” の看板は、ハワイなど海外ではだいたいどこでもあり、そこでゴルフバッグを降ろす!という目印。 そんな海外のコースの多くは、自分でバッグの積み下ろしをするので、”このコースもそのようなアメリカンスタイルなのかな?” と思ったのでした。 自分でバッグを降ろそうと車を降りようと思ったら、クラブハウス脇からスタッフがでてきて、バッグを運んでくれました。 さて、コースですが、非常にフラットな敷地に展開されている林間コースです。 ピート・ダイ設計で林間コースっていうのも珍しい気がしました! 印象としては、限られた敷地内に造ったといった感があり、全体的には広々といった感じはありません。 (写真は1番パー4。バックティーからで317ヤード。) 広々としたホールは18番ホールくらい。 あとは、林にセパレートされていて、各ホールの幅はそれほど広くはなく、幅だけでなく、縦(ホールごとの距離)は全体的に短めです。 レギュラーティーは、スコアカードでは、6060ヤードと短く、バックティーでも6552ヤードしかありません。 敷地の関係で、それより後ろにティーグランドを造れないないのでしょう。 今回は、バックティーからプレーしましたが、10ホールがレギュラーの位置に設定、3ホールがバックとレギュラーの間、スコアカードのバックティーの位置に設定されていたのは、わずか5ホールでした!(^^; ですので、今回はトータルでもせいぜい6200ヤードくらいといったところ。 もし、レギュラーティーでプレーしていたら、レディースとレギュラーの間、もしくはレディースに近いところに、ほとんど設定されていたので、トータル距離5400ヤードくらいで、あまりにも短すぎ、つまらなかったことでしょう!(^^; スコアカードのレギュラーティーはちょっと短いので、マスター室への申請せずに、バックティーからプレーしました。 この日は平日でかなり空いていて、3サムだったので、進行上はまったく問題なかったですが、プレー終了の頃に、前の組のカートに青フラッグがついているのを発見! もしかしたら申請しないといけなかったのかも???(^^; このコースは、”アメリカンスタイル” を、うたい文句にしているのであれば、どのティーマークからプレーしてもいいはず。 しかし、もし休日など、通常バックティーの使用を認めてないとしたら、かなり短くて、つまらないと言えるでしょう!(^^; RYOは、普段は、初めて訪れたコースでは、レギュラーティーからプレーします。 ”バックティーからプレーしたい!”ということにこだわりはないのです。 ですが、今回の設定のように、レギュラーティーからで、5400ヤードくらいしかなかったとしたら、かなり不満が残るでしょう! その意味では、バックティーからプレーして正解でした。半数以上はレギュラーの位置でしたが・・・。(^^; もし、このコースでプレーするのであれば、バックティーからのプレーをおすすめします。 このコースは、余裕をもった敷地を買収できずに、ギリギリで買収したのかな?って感じで、ところどころ、買収できなかったのか、柵(私有地?)がしてあるところがけっこうありました。 そんなことを顕著に感じたのは、10番ホール。 このホールは明らかに変でした!(^^; ティーグランドとフェアウェイの間に、私有地の畑(使用はしてないようですが・・)があり、柵で囲われています。 その間の木造の橋が、ボロボロでカートで走行すると怖いです!(^^; そして、そこのティーグランドは使用できないように(意図的に掘りおこされてている。写真)なっているのです。 おそらく、その私有地?にボールが入るから?なのでしょう!? (←写真が、本来ティーグランドとして造られたところから見た景観。実際のティーは、畑の向こう側に設置されている。) そのため、100ヤードくらい先の畑の先に、ティーグランドが仮設してある感じで、ショートホールになっているのです。 (実際に設定されているティーから見た景観。) レイアウト的には、どうみても、後方のティーグランドを使用するように設計されたミドルホールだったのでしょう。 そのため INには、パー3が3ホール、パー5が3ホールで、トータルでパー36という変則な構成になっています。 2番は526ヤード(このあと記載の距離はバックティー)のパー4。 サードショット地点までストレート。 グリーンのところだけ、右に折れ曲がっていて、グリーン手前に池があります。 11番はパー5にしては短め(レギュラーティーで455ヤード)なので、10番をパー3にせざるをえなくて、パー36にするために、パー4の予定だった11番をパー5にしたのでは?というように思ったのでした。 8番パー3は、198ヤードのパー3。 右サイドに巨大な池があり、ピンは池越しに設定されていて、景観もよく、ピート・ダイらしいスリリングなホール。 6番は、ストレートのパー4。 フェアウェイ右サイドにロングバンカーがあります。 ←そのロングバンカー。 グリーン手前のまん前が盛り上がっていて、ポットバンカーがあります。 ピンの根元が見えず、距離感が難しいホール。 9番は、340ヤードのパー4。 ティーグランド前に池があり、ティーショットで池越えのホール。 12番は、319ヤードの距離の短いパー4。 フェアウェイ右サイドに池があるので、正確なティーショットが必要。 セカンド地点では、少し右方向にグリーンがあり、グリーンはやや砲台系。 その手前にはバンカー群があります。 16番は、476ヤード(この日の設定は440ヤード)のパー4。 ティーショットでは、巨大な池越えとなり、その先は左右に林があるホール。 バックティーからだと、池越え約200ヤードくらい必要でスリリング。 フロントティーの場合は、池の中間あたりにあるため(←写真の左部分)、池のプレッシャーはあまりないといえます。 また、グリーン手前右サイドに池があるのですが、林にさえぎられて、セカンド地点あたりからは見えないので、要注意! (←写真は、17番ティーグランドあたりから見た(16番のティー方向)池。) 18番は、ゆるやかに左にカーブしているパー5。 非常の幅が広く、フェアウェイ左サイドに巨大な池があります。 このコースの中では、一番広々としていてプレーしやすいホールといえます。 フェアウェイやラフは、おおむねフラットですが、多少のマウンドやうねりなどを施してあります。 グリーンはベントの1グリーン。 ポテトチップ状のうねりのあるのは数ホールで、それほどクセのあるグリーンは少ないという印象。 フェアウェイに、ロングバンカーや、ウッドバンカーなどがあったり、ピート・ダイ設計らしい特長もあります。 また、グリーンまわりには、がっちりとガードバンカーに囲まれていて、よく効いているという印象でした。 池がらみのホールもけっこうあり、レイアウト的に景観もよく、効果的に配置されていると思います。 ただ、残念ながら、ピート・ダイ設計コースによくある、”アイランドグリーン” はありませんでした”(^^; コースコンディションは、フェアウェイはまずまずなのに、グリーンが今一だったのが残念!(^^; 芝が薄く、まだらになっていて、転がりが悪い(バウンドするとこあり)ばかりでなく、遅かったです。 カートに6分割ピンポジション表がついていて、その日のポジションは、スタートのところに掲示されています。 また、カートには、コースガイドがありますが、これがかなりアバウトなので、バンカーや池までの正確な距離はよくわかりません!(^^; 近くに養鶏か養豚場かなにかがあるのか?2、14、15番ホールあたりが、スーパー臭いです!(^^; クラブハウスは、新しいのできれいですが、あまり大きくなく、造りは簡易的な感じ。 1階には、フロント、ロビー、売店、ロッカールーム、浴室がありますが、それぞれあまり広くありません。 2階にはレストランと、会員権販売の事務所?みたいになってました。 1階のトイレ奥にドアがあったので開けてみると、マスター室(使用していない)、エアーガンなど、まさにスタートの出入り口。 おそらく、クラブハウス内売店の奥にスタートへの出入り口があるのですが、そこは閉鎖されています。 そこは、カート置き場になっていました。 スタッフの人員削減のためか?理由はわかりませんが、 本来のスタート出入り口を使用せずに、クラブハウスのエントランス脇にテーブルが設置し、そこにスタート表。 そう、実際にそこ(外)をマスター室としてスタート管理しているのです。 帰る際に、ゴルフバッグは、その近辺の置き場に、誰もスタッフはいない状態で放置されてます。 ハワイなどではよくある光景なので、RYOは驚きませんでしたが、 日本では”バッグ引き換え券”などの方式をとるコースが多い中、珍しいといえば珍しいです。 プレー終了後、クラブハウスに入るときも、正面出入り口を使用するため、シューズの芝などをとり払う”エアーガン”がありません。 そう、ハウス裏にあるからです。 クラブハウス外、コース内無人売店、ホール間など、何ヶ所かに”自動販売機”が設置されています。 料金は、定価どおりの”¥120” 。 ゴルフ場にしては珍しく良心的!(^^ ただ販売機には ”ビール”はありません! このコースは、日本の関東エリアコースでは珍しい ”スループレー” コースなのです。 9番ホールグリーンが、クラブハウス近辺にないことから考えても、たぶん、スループレーのみのプレー方式だと思います。 (北海道や沖縄のコースなどは、スループレーが多いですが・・・) 9番をホールアウトしたところには、簡易的なプレハブの小屋があり、軽食がとれるようになっていました。 おにぎり:¥130くらい、生中:¥500 など。 ハンバーガーは、¥400くらいとけっこう高かった! ほか、カレーライス、ラーメンなど、¥700〜¥900くらいだったかな? ゴルフ場の昼食としては安いです。 後半のスタート時間は決まっているわけではないですが、ゆっくりと時間はとれません。 もともとスループレーなのですから・・・。 ここの小屋からは、10番ティーグランドの様子は見えないので、カメラによりモニター画面が設置されてます。 それを見ながら、ティーグランドが空いたら、小屋を出発する!という方式のようです。 そのため、ハンバーガー、おにぎり などであれば、食べ終えてなくても、そのまま持っていくことができます。ほかには、ラーメン、カレーライスなど。 また、ドリング類もプラスティック製のコップのため、そのまま持っていっていいとのことでした。 しかし、それを知らなかったRYOたちは、そんな小屋があることを知らずに、スループレーなので、そのまま10番ティーグランドへ・・・。 すると、ティーグランドにいたのは、2組前のパーティーで、小屋に寄っていく旨を教えてもらったのでした!(^^; でも、こんな方式であることや、小屋があることを知らない(9番グリーンと10番ティーとの間をカートで普通に通ると見えないしわからない)プレーヤーは、通過してしまうでしょう!?(^^; フロントにおいてある ”らくらくカートマニュアル”という小冊子に、その方式のことが載っていました。 それによると、休憩しない場合は、前の組にパスをする許可をとるのだそうです。 そのため、クラブハウスにあるレストランを使用している人は、ほとんどいないような感じで、なんか、”もったいない!”っていう感じがしました!(^^; 多くのコースでは、食事メニューは¥1000〜¥2000で、ドリンク類は¥300 くらいの設定のところが多く、少しでも ”儲けよう” というコースが多い中、 このコースは、その点、”儲け根性” が見られなくて、好感がもてます。 土浦市の市街地からほど近いところにあるので、この近辺に在住している方にとっては、非常に便利でしょう!
◆プレー方式: セルフプレーのみ。 乗用カート使用(ガソリン式)。4人乗り。 カート道路のみ走行可。 ◆プレー予約: 今回は、ネットで予約しましたが、土日祝の予約は不可だったので、通常平日以外は、ビジターのプレーができないのかもしれません!? ◆コースレイアウト:A 距離は短いですが、ピート・ダイらしいレイアウトでまずまずで、けっこうおもしろいです。 ◆コースコンディション:B フェアウェイの状態はよかったですが、グリーンはあまりよくなく、総合的には”B”としました。 ●フェアウェイ(コウライ):A〜B 全体的には、フカフカしていてまずまずといえます。 ●グリーン(ベント):C〜D 芝の密集度が少なく薄かったです。 なんか、芝が薄いところと生えているところがまだら状になっていて、デコボコしていて、非常に転がりが悪か ったです。(→写真ではよくわかりませんが・・・(^^;) そのため、スピードもけっこう遅め。 刈り方:4.3ミリ、スティンプメーター:2.7メートル(換算したら約8.86フィート)と掲示あり。 実際には7.5〜8フィートくらい?というスピードに感じましたが・・。 ●ティーインググランド(コウライ):B〜C まあまあ〜普通といったところ。 ●ラフ(野芝):B〜C まあまあのところと、薄くて隙間が多いところあり。一部雑草あり。 林の中や近辺はベアグランドが多いです。 ●バンカー: グレーっぽい砂使用。 ◆クラブハウス:B 新しくきれいですが、ちょっと簡易的。 ◆ロッカールーム:C きれいですが、かなり狭いです。 床はカーペット。 ◆ロッカー:D ブリキロッカー。かなり安っぽいです。 カードホルダーのキーで開閉タイプ。 幅、奥行きとも狭く広めで、今一。 ◆貴重品ロッカー:あり。 1階フロントの正面にあります。 ◆風呂:C 脱衣所、浴室は、けっこう狭いです。 新しいのできれいですが、浴槽の中は5センチ四方のタイルで今一。 浴槽はオーソドックスな長方形で小さめ。 外は庭園風。 スループレーというスタイルなので、入浴しない人も多いのかな? 洗い場のセパレータ:なし。 サウナなし。 ジャグジーなし。 ハブラシなし。 湯加減は、まあ普通。 ◆トイレ:C 壁が安っぽいタイルで、なんか簡易的。きれいにはなっていますが普通といったところ。 床は全面ゴムで、ゴム臭いです。 全ウォシュレット。 ハブラシなし。 ◆レストラン:B クラブハウスの2階にありきれい。 スループレーなので、ガラガラ!なんかもったいないです!(^^; 使用しなかったので、メニューなど不明。 レストラン入り口に、ひつまぶし:¥1500 というのが掲示してありました。 ◆コース内簡易レストラン: 生ビール:¥500 おにぎり:1コ¥130・・・売り切れてた!(^^; ハンバーガー:¥400くらい・・ハンバーガーにいては高い! ほかには、カレーライスやラーメン(¥700〜¥900くらい)などがありました。 食堂といった感じで、他のコースに比べると料金は格段に安いです。 ◆練習場:あり。 250ヤードくらい。15打席くらい? 人工マットの打席と天然芝の打席あり。 天然芝の打席は人工マット打席の10ヤードくらい前方にあり、この日は平日で空いているためか開放してました。ただし、天然芝の打席はウッド使用不可。 ただ、けっこう砂が入っていて、打ちづらかったです。 混雑時は危険なので、人工マット打席クローズしている可能性があり。 人工マット打席からはウッド使用できます。 25球:¥300。 ◆従業員の応対:C まあ普通です。 ◆特記事項: メタルスパイク使用禁止。 ◆料金: ¥12950(平日、セルフ、税別)。 ◆アクセス: 常磐道・桜土浦ICから約20分くらい? 土浦北ICからも同じくらいの時間かな? 都心からは、けっこう近いといえます。
★総合評価:B レイアウトはピード・ダイらしく、けっこうおもしろいです!(^^ ただ、レギュラーティーだと全体的な距離がかなり短いのが難点。バックティーからであれば、まずまずです。 残念なのは、グリーンコンディションがよくないこと。よければAですが、今回は”B”としました。 グリーンの状態がよく、バックティーからプレーできるのであれば、けっこういいです!!(^^